
「こんにちは、Hump Backです、よろしく! 言っていいのかわからんけど・・・2年前に出る予定やったけど、産休でキャンセルして、SHANKにはめちゃくちゃ迷惑をかけました。おかげさまで、ウチら母ちゃんになって帰って来たぞー!」と林萌々子(Vo/G)はMCを入れ、ヒット曲「拝啓、少年よ」でショウはスタート。ピカ(B/Cho)、美咲(Dr/Cho)の強固なリズム隊の上で、林のハイトーン・ヴォーカルが映え渡る。それから「LILLY」、「ロケンロ」の2曲でさらに焚き付け、場の空気をHump Back色に染め上げる手腕はさすが。


「今日出ているバンドの中でSHANKとの思い出が一番少ないと思う。ちゃんと繋がったのはマジ最近。SHANKのおかげでBLAZE UP初登場! 一度キャンセルになったバンドをまた呼んでくれた。今のウチらの歌・・・」と前置きした後、「オーマイラブ」へ。親しみやすいメロディと共に「父さん母さん ありがとね」の飾り気のない歌詞がストレートに響いた。

アッパーな「ティーンエイジサンセット」、スピーディーな「僕らの時代」とライヴキッズを興奮させるエネルギッシュな楽曲を畳みかけ、メンバー3人が一児の母とは思えない爆発ぶりを見せつける彼女たち。「SHANKを聴いていると、まともな大人にならないよ」と前フリを入れると、次は「番狂せ」をプレイ。曲の中に「しょうもない大人になりたいわ」の歌詞が何度も出てくるけれど、周りの目なんて気にせず、自分のやりたいように生きろ!と背中を押される気分になったのは筆者だけではないはず。曲の終わりに「どうしようもない大人で行こうぜ!」と呼びかける様が印象的であった。

「(BLAZE UPのフロアを見て)年齢層が広いのは、いいイベントってことですよね。言葉を選ばなかったら、ガキからジジイまで素晴らしいと思います! これからもSHANKと共に長生きしていく・・・と言いながら、次はこんな曲名ですけど、死ぬまで一緒に遊んで、どちらかが死んでもバリハッピーって曲です」と告げ、ラストに「明るい葬式」を披露。人生を終わりを見据えながら、「とにかく生き尽くすのだ」と訴える歌詞に共感を覚える人がほとんどだろう。ちょっぴり切ないメロディに、ありったけの命を吹き込む演奏の説得力は半端ではなかった。

<セットリスト>
01. 拝啓、少年よ
02. LILLY
03. ロケンロ
04. オーマイラブ
05. ティーンエイジサンセット
06. 僕らの時代
07. 番狂わせ
08. 明るい葬式
文:荒金良介
写真:岩渕直人